公開日:2018年1月15日
最終更新日:

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。


 
工事業でよく耳にする「積算」という言葉。聞いたことはあるが、詳しい意味を知らないという方は意外と多いのではないでしょうか。
積算は、発注側にとっても請負側にとっても、工事を進める上で非常に重要なものです。しかし、その計算方法はとても複雑で、工事の内容によっても異なります。ここでは積算の概要やその必要性、積算を簡単に行う方法などについてご紹介します。

 

積算とは、工事全体にかかる費用を算出すること

 

積算とは、工事を行う前に、歩掛 (ひとつの作業を行うにあたり、必要な作業手間を数値化したもの)や材料費などに基づいて各工事の費用を予測し、それらを積み上げて工事全体にかかる費用を算出することです。公共工事を行う場合は、国土交通省が定めた標準単価を踏まえ、実績調査に基づいて判断し積算を行いましょう。

新人OL
若葉ちゃん
仙人、「積算=積み上げて工事全体にかかる費用を算出すること」…って、つまりはどういうことですか?
 
仙人
ここにあるドーナツで例えようかの。
このドーナツを売るとき、一個いくらで売るのが妥当じゃ?それを導き出すために、積算を行うんじゃ。ドーナツを売るにあたり必要な費用は…
 

【ドーナツ1個の販売価格を算出する際に求めるべき内訳】




仙人
このように、ドーナツを作るにあたって必要となる様々な費用を、一つひとつ細かく計算し、ドーナツ1個の販売価格を算出するんじゃ。
工事業の場合は、この計算を工事一件ごと、材料一つひとつにするんじゃ
 
新人OL
若葉ちゃん
えっ、なんだか面倒ですね…。行ってる工事は同じような内容だし、だいたいじゃだめですか?

 

積算はどうして必要なのか?

 

工事全体でどれくらいの費用が掛かるかを知る

店頭で売られている商品とは違い、工事は構造物や設計、施工場所などによって作られるものが違う単品生産ですし、必要な費用も工事ごとに異なります。
したがって、工事を発注する側は、工事全体でどれくらいの費用がかかるのかを知る必要があります。

赤字を防ぐ

見積書通りの金額で請け負ったのに、思ったように利益が出なかった…そのような経験、一度はあるのではないでしょうか。
工事業における材料の原価は、同じ材料を使用していても、施工方法や工事状況により異なります。
請負会社側としても、原価が一定ではない状況の中で、赤字を出さないようにするためには、正確な積算を行う必要があるのです。

仙人
ドーナツのように毎回同じ材料・同じ製法ならともかく、工事業の場合は同じような工事でも一件ごとに使う材料や、取付場所などの条件が違うじゃろ?どんぶり勘定では損をしてしまうのじゃ

 

積算は工事の規模が大きいほど複雑になる

 

積算に使用する歩掛の係数は、施工方法や内容によって異なります。例えば電気設備工事の場合だと、ケーブルひとつをとっても、太さから種類の違いに至るまで、非常に細かく設定されています。
そのため、工事の規模が大きくなればなるほど、計算は膨大かつ複雑なものとなり、小さなズレが大きな金額の誤差に発展する危険性も高まるのです。

仙人
同じ「電線を這わせる」でも、むき出しの状態で這わせる・管の中に這わせる・壁の中に這わせる…それぞれで労力が違うから、歩掛も施工方法に合わせて変える必要があるんじゃよ
 
新人OL
若葉ちゃん
その計算をケーブル1本1本、材料一つひとつでやるんですか?!気が遠くなるよぉ…

 

積算を簡単に行うには積算専用ソフトがおすすめ

 

非常に複雑であると同時に正確さが求められる積算の作業。弊社積算用ソフト「ハウロードシリーズ」をご活用頂く企業様が増えてきています。積算用ソフトがあれば、使用する材料を選択し数量を入力するだけで、歩掛などを使用した計算を正確に行うことができます。工事の規模にかかわらず短時間で適切な見積書を作成することも可能となり、作業効率は大幅にアップします。

積算は、発注側と請負側のどちらにとっても非常に重要なものです。複雑な上に正確さが求められる作業だからこそ、専用ソフトを上手に活用して効率よく積算を行いたいものですね。

新人OL
若葉ちゃん
材料を選んで数量を入力するだけなら、今の方法より時短になりますね!早速社長に教えないと!
仙人
ハウロードシリーズなら、見積の作成と一緒に原価や販売の管理も行えるんじゃ!見積作成で業務効率も利益も上昇じゃ!

 

まとめ

 

 積算とは、歩掛や材料費などに基づいて各工事の費用を予測し、それらを積み上げて工事全体にかかる費用を算出すること。
 歩掛の係数は施工方法や内容によって異なるが、赤字を出さないためには、一つひとつの材料で正確な積算を行う必要がある。

 

 

シリーズ第1回へ
シリーズの前の記事へ
次の記事へ
 

当コラムの記事一覧はコチラ

 
コラム最新記事  


     

この記事の感想を、是非お送りください。

この記事の感想を、是非お送りください。
こんなコラムが読みたい、などのリクエストもお待ちしております。
頂いた感想は、今後の記事の改善・記事テーマの参考にさせていただきます。
誤送信防止のチェックボックスと、★の評価以外は未記入でも送信できます。
  
お名前(ニックネーム)
この記事の評価
必須
メッセージ
送信確認
必須
※誤送信防止のため、
お手数ですが下記欄をクリックし、チェックを入れてください。