公開日:2018年2月5日
最終更新日:

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工事において材料費や労務費など、施工に直接かかる費用のことを直接工事費といい、積算とはこの直接工事費を算出することを指します。
今回からは、この直接工事費について詳しく解説していきます。

 

 

新人OL
若葉ちゃん
「工事業の見積書作成」のシリーズをはじめから読みたい方は、こちらの
「工事業の」基本的な見積書の書き方【保存版】からお読みください。

直接工事費の構成

直接工事費は、「材料費」、「労務費」に加え、特許使用料や水道光熱費、機械経費などの「直接経費」の3つから成り立っています。

 

 

材料費は、各仕入先からの仕入れ値の他、経済調査会発行「積算資料」や建設物価発行「建設物価データ」を元に算出することが一般的です。
こちらに加え、各材料の工種に合わせた労務費を算出します。
各、「材料費」「労務費」「直接経費」については、次回からより詳しく解説していきます。

 

直接工事費の積算基準は「国土交通省工事積算基準」が一般的

直接工事費の積算は、費用の算出式や歩掛(ひとつの作業を行うにあたり、必要な作業手間を数値化したもの)を明確にした「積算基準」に基づいて行います。積算基準は発注機関により異なる場合もありますが、「国土交通省工事積算基準」を使用することが一般的です。

仙人
「国土交通省工事積算基準」は、国土交通省のホームページから閲覧することができるんじゃよ
弊社コラム「工事業における積算とは?」でも説明したように、直接工事費は一つひとつの材料で、工種に合わせた算出式と歩掛を使用して計算する必要があるんじゃ
新人OL
若葉ちゃん
材料一つひとつで計算しないと、損をしてしまうのですよね
仙人
そう!計算はとっても大変じゃが、安定した経営のためには重要なことなのじゃよ。

 
 

直接工事費の記載方法は2種類

見積書に直接工事費の記載をする場合、「材工別単価」と「複合単価(材工共単価)」という2種類の記載方法があります。公共工事の見積作成では指定がない限り、複合単価で記載することととなっています。

材工別単価とは

直接工事費の中の「材料費」「労務費」「直接経費(機械経費など)」をそれぞれ分けて算出し、行を分けて見積書に記載する方法です。

 
 

複合単価(材工共単価)とは

労務費などの施工費を材料費の中に加え、材料名ごとに見積書に記載する方法です。「材工共」と表記されます。

 

新人OL
若葉ちゃん
そういえばAさんに「材工別単価で書いたこの見積書、複合単価に入力し直して」って書類渡されたのですが、あの修正も大変だったなぁ…。入力直しだけでも疲れちゃったんです。
仙人
記載方法が違うだけでなく、計算方法が異なるため、提出金額で僅かな差が生じることもあるからの…Aさんはもっと大変だったと思うぞ
新人OL
若葉ちゃん
考えただけでげっそりしますね…
仙人
積算ソフトなら、ボタン一つで簡単に切り替えが出来るんじゃよ

【弊社ソフト ハウロードの複合単価切り替え画面】

新人OL
若葉ちゃん
わっ、すごい!あんなに大変だった作業が、こんなに一瞬でできちゃうなんて…。

 
 

今回は直接工事費の概要についてご説明しました。次回は、「材料費編」として、直接工事費の項目のひとつ、材料費の計算方法について解説します。

 

 

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