公開日:2018年3月19日
最終更新日:

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原価管理についてイメージはできても、詳しい内容や目的を理解できている方は少ないのではないでしょうか。原価管理は単に原価を計算するだけでなく、コスト削減や利益を上げるために有用な方法です。
今回は、原価管理と原価管理に必要な原価計算について解説します。

原価管理は何のために行うのか

原価管理は、

  1. ひとつのものやサービスを作るために必要な金額の標準を決め、
  2. 実際の原価を算出して標準に近づけるための活動をし
  3. 標準の原価をさらに低くする

という1〜3の一連のサイクルのために行われるものです。
原価管理を行うことで問題点を発見し、コスト削減など利益確保のためにするべきことが明確になるため、近年製造業を中心に注目が高まっています。

仙人
つまり、決められた標準の金額内でいかに作るか、利益を出すため不必要なコストを削減し、決められた標準の金額からどれだけ安く同様の製品を作成するかを追求していくんじゃ!
新人OL
若葉ちゃん
でも仙人、私の会社はそんなに大きくないですし、「原価管理」ってなんだか大袈裟な気がしますよぉ…
仙人
そんなことはないわい。
企業の規模に関わらず原価管理を行うことで、適正な工事価格を算出したり、不要なコストの洗い出しができるんじゃ。
他にも「この工事、本当に利益は出るのか?どれくらいの利益が出るのか?」「いつもレンタルしていた機材を購入するとしたらどれくらいの期間で元は取れるか?」のような判断にも役に立つんじゃよ。
原価管理を行うことで、経営を行う上で必要な基本的な判断もしやすくなるんじゃ。
新人OL
若葉ちゃん
なるほど…では具体的に、どうやって原価管理を進めていけばいいんですか?
仙人
うむ。それには「原価計算」と「原価計算基準」の二つが鍵となるんじゃ。

 

原価管理をする上で重要な「原価計算」とは


 

原価計算とは、その名のとおり原価を計算することで、目的は主に債権者や取引先など、外部に経営状態などを報告するためと、商品の価格設定や経営戦略など、内部で使用するための2つに分かれます。

それぞれを分けて計算することも可能ですが、一般的には1つの計算で外部向けと内部向けの2つの目的が達成されるシステムを構築している企業がほとんどです。
また、原価は材料費、労務費、経費の3つに大きく分類され、これらの計算は非常に複雑ですが、赤字を出さないためにはきちんと行わなければなりません。

※工事業の場合、「外注費」という分類も発生しますが、一般的には上記の3つです。

仙人
「原価計算」の種類は、次回から説明していこうかの。

原価計算基準とは

原価計算の秩序を保つことを目的として1962年に大蔵省企業会計審議会によって制定された、原価計算を行う上でのルール。原価計算の際は必ずこのルールに従う必要があります。

原価管理は利益を上げるための目標を作るもので、原価計算は国の定める原価計算基準に沿って行う必要があることがわかりました。次回は、原価計算の流れについて解説します。
 

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