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【改定情報】建築士事務所の業務報酬基準を5年ぶりに改定

令和6年1月9日に国土交通省のホームページにて、建築士事務所の業務報酬基準の改訂情報が公表されました。

実態調査を踏まえ見直されたもので、今回は約5年ぶりの改定となっています。

仙人
仙人

各項目ごとに詳細を解説していくわい。

業務報酬の算定方法

業務報酬の算定方法は下記の二種類があります。

実質加算方法

業務に要する費用を個別に積み上げて算出する方法です。

業務に要する費用

直接人件費、直接経費、間接経費、特別経費、技術料等経費、消費税相当額

略算方法

実態調査を基に策定した略算表などをもとに、直接人件費、直接経費、間接経費を簡易に算出する方法です。

実態調査を基に策定した略算表

建物の用途別・規模別に標準業務量を定めるもの

略算法における難易度による補正方法の見直し

それぞれ下記の見直しが行われました。

 

戸建住宅を含む略算表

これまでの課題…戸建住宅に係る業務量が実態と乖離している

  • 実態調査を踏まえ、戸建住宅を含め略算表を改定

 

難易度による補正方法

これまでの課題…難易度による補正にあたり、難易度の観点に複数該当する場合に対応していない

  • 難易度の観点に複数該当する場合に、該当する全ての難易度係数を乗じることができる基準に見直し

 

複合建築物に係る業務量算定方法

これまでの課題…複合建築物に係る業務量の算定方法は当該建築物の運用方法で算定方法が異なり、その適用の判断が難しい

  • 算定方法を一本化
  • 複合建築物の定義の明確化により難易度係数が適正化

 

省エネ基準への適合の全面義務化への対応

これまでの課題…令和7年4月に省エネ基準への適合の全面義務化が施行予定

  • 省エネ基準への適合の全面義務化に対応した業務量を設定

 

新人OL 若葉ちゃん
新人OL 若葉ちゃん

時代の変遷に合わせ、業務報酬基準も変化していくのですね。

仙人
仙人

うむ。そしてこれらのことを1つ1つ解決していくことが大切じゃよ。