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工事の積算を行う際、一番初めに気になるのは「材料費」や「人件費」かと思います。
ですが、実は忘れずに確認していただきたいポイントに施工条件があります。
施工条件を適切に把握しておくことで、予期せぬコスト増加や工期遅延を防ぐことができます。

施工条件…?
仙人、それってどんなものでしょうか。

なるほど。
では、どうしてそれが大切なのでしょう?

うむ、一つひとつ解説していこう。
今回は、施工条件とは何か?を分かりやすく解説していきます。
施工条件とは?
先ほど施工条件とは、「工事を実施する環境や現場の状況のこと」と触れました。
- 気象条件
- 地形・地盤の影響
- 水位・地下水の影響
- 資材の輸送・搬入条件
- 労務・作業環境
などが当てはまります。

天候気温…。確かに、冬の雪が降る時期と夏の灼熱の時期だと事前準備も変わってきますよね。

その通り!
施工条件は、工事の難易度、工期、費用にも大きく影響してくるのじゃ。
- 雨が多い地域では、作業が中断しやすくなり、工期が長引くことも。
- 山の中や地盤が弱い場所では、追加の工事が必要になるかもしれません。
- 資材を運ぶのが大変な場所では、輸送コストが想定以上にかかることもあります。
施工条件はなぜ重要?
このように、施工条件を無視して積算すると、実際の工事が始まってから「予想以上の費用がかかる」「工期が大幅に遅れる」といった問題が発生してしまいます。
予算オーバーのリスクを防ぐ

施工条件を考慮せずに見積を作成すると、実際の施工時に想定外のコストが発生する可能性があります。
先ほど例に挙げた冬の雪が降る時期なら、コンクリート等の材料が凍結するリスクも。
対策なしで施工すると、品質不良や手戻りが発生してしまう危険性が高くなります。
通常の準備に加え、凍結防止剤や冬季施工に対応した備えが必要となってきます。

なるほど。
そういった気温や天候は、イレギュラーなケースもありますが、施工場所や施工時期である程度予想はできますよね。

うむ!
事前に情報を集めてしっかり準備しておけば、余計なコストやトラブルを防げるわい。
工期の遅れを防ぐ

施工条件を見落とすと、工期が予定よりも大幅に遅れる可能性があります。

先ほども「雨が多い地域では、作業の中断が増え、工期が長引くことも。」など、工期に関する例が書かれていましたね。
例えば悪天候により作業中断が余儀なくされる日が続けば必然的に作業スケジュールの変更が発生してしまいます。
台風や強風が発生すると、安全確保のために作業ができませんし、従業員に危険が及ぶ可能性も。
他にも、予想以上の工事が必要となった場合はその追加工事の工期も加わってきます。

工期が伸びれば人件費や、機材のレンタル費用などもかさみますし…。
工期厳守の案件だと、お客様との信用問題になってしまいますよね。

それだけでなく、お客様・自社共に他の工事にまで影響が出て、更なるトラブルとなる可能性もあるわい。
見落とすと、施工方法の変更が必要となることも

施工条件を考慮せずに計画を進めると、工事が始まってから施工方法の変更が必要になるケースもあります。
例えば、予定していた施工機材が現場に入れず、別の機材を手配することとなった…などの大きな変更が発生した場合、追加コストや追加工期がかかるだけでなく、作業品質など工事全体に影響が及んでしまいます。
こうしたトラブルが発生すると、現場の混乱を招き、作業員の負担も増大します。
施工条件を事前にチェックしておけば、余計なコストやトラブルを防ぐことに繋がるのです。

見積を行う時点からの段取りが、スムーズな工事のカギになるのじゃ!
積算時に考慮すべき施工条件のポイント
施工条件にはさまざまな要素がありますが、特に影響が大きいポイントを以下にまとめました。
- 気象条件
- 地形・地盤の影響
- 水位・地下水の影響
- 資材の輸送・搬入条件
- 労務・作業環境
気象条件

天候や気温は、屋外工事の進行に大きく関わります。
例えば降水量が多い地域や時期は、屋外作業の場合は作業を中断しなければならないリスクが増加し、工期が長引く可能性があります。
特に長期間の工事では、予め気象データ等を確認することで、適切なスケジュールや予備費の設定を行うことができます。
地形・地盤の影響
現場の地形や地盤の状態によっても、施工の難易度が変わることがあります。
例えば地盤の弱い地域では補強工事が必要となったり、施工方法を変更しなければならないこともあります。
- 地盤が弱いと、崩落や沈下のリスクもあり、補強や適切な施工を行う必要が発生する
- 山間部では、急斜面での作業が増え、重機の搬入や安全対策にコストがかかる

施工条件をあらかじめ調べないと、適切な工法や費用、安全対策が分からないのじゃ。
施工方法や、施工内容によっては機材の選定にも影響が及びます。
積算時には、地盤調査の結果をもとに必要な対策を含め見積を行うことが重要となってきます。
水位・地下水の影響
同様に、水位の高い地域や地下水が多い場所では、掘削や基礎工事の際に特別な対策が必要になることがあります。
地下水位が高いと、排水工事や止水対策が必要になり、施工コストが増加することも。

そういったリスクもリスクも考慮する必要があるんですね。

その通り!
水位データや過去の施工事例を参考に、必要な施工方法を事前に検討しよう。
資材の輸送・搬入条件

工事現場の立地によって、資材の輸送費や搬入の手間は大きく異なります。
適切な計画を立てずに積算すると、思わぬコスト増加や作業の遅れにつながるため、事前の確認が欠かせません。
- 遠隔地の現場では、資材を運ぶための輸送コストが高くなる傾向
- 都市部の狭小地では、大型車両が進入できず、資材を小分けにして搬入しなければならないケースも

確かに山間部や離島などでは、材料などの運搬手段が限られますし、輸送コストも上がりますよね。

うむ。想定以上の費用が発生することもあるじゃろう。
想定以上に運搬の回数が増えたり、時間や人件費がかさんでしまった場合はその分利益が圧迫されてしまいます。
こうしたリスクを回避するためにも、積算時には、資材の運搬手段や距離、搬入ルートを事前に確認することが大切です。
労務・作業環境
作業員の確保や作業環境も、施工コストや工期に影響を与えます。
労務条件を見落とすと、人手不足による工期遅延や、追加のコスト発生につながるため、積算時にしっかり考慮しておくことが重要です。
- 遠隔地では、作業員の宿泊施設や通勤の手段を確保する必要がある
- 高温・低温環境では、作業効率が低下しやすく、熱中症対策や防寒対策が必要
さらに、重労働が求められる工事では、長時間労働が困難になることもあるため、適切な人員配置と労務計画を立てることが不可欠です。

例えば通勤に時間がかかると、1日の作業時間が短くなってしまい工期が延びる要因になったりもしますよね。

その通り!
労働環境を考慮し、適正な人件費の設定を行うことが大切じゃ。
見積の段階で、人員確保の手間や作業効率をしっかり見極めることで、より適切な積算が行えます。
施工条件を考慮した適正な積算を!
施工条件は、工事費や工期に大きく影響を与える重要な要素です。

事前に現場環境をしっかり調査し、適切な対策を積算に反映させることで、無駄なコストを抑え、スムーズな施工を実現できます。
しかし、施工条件を細かく考慮しながら積算を行うのは、手間も時間もかかるもの。
そこで、積算ソフトを活用することで、複雑な条件を自動で反映し、より正確で効率的な積算が可能になります。
非常に複雑であると同時に正確さが求められる工事業の積算作成作業。
弊社工事業用見積ソフト「ハウロードシリーズ」をご活用頂く企業様が増えてきています。

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- 電気工事業向けEシリーズ
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相場が高い印象の工事業専用ソフトですが、リーズナブルな価格で豊富な機能を取り揃えています。
電気工事業向けEシリーズ、設備工事業向けSシリーズは職種別の歩掛を4種類まで設定可能です。
- 歩掛や雑材料などの細かな係数は、「数量」を入力すればシステムが自動で算出
- 工事の規模にかかわらず短時間で適切な見積書を作成
- 作業効率を大幅にアップ
見積書は、発注側と請負側のどちらにとっても非常に重要なものです。
複雑な上に正確さが求められる作業だからこそ、専用ソフトを上手に活用して効率よく作成を行いたいものですね。

材料を選んで数量を入力するだけなら、今の方法より時短になりますね。
早速社長に教えないと!

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