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工事業の見積作成において、適正価格の算出は赤字工事を防ぐ上で非常に重要となってきます。
工事業の見積は細かな材料を計算する必要性や資材価格の変動など、独特の部分も多く、頭を悩ませている事業者様も多いことかと思います。
その中でも「付属品」を忘れずに算出することは、見積作成時に欠かせない要素です。
付属品は、主要な材料や設備に不可欠な部品のひとつ。
一つひとつは少額でも、積み重なっていけばやがて大きな損失となってしまいます。
付属品を適切に算出し管理することで、より安定した利益を確保することができます。
今回は、付属品の重要性とその計算方法について初心者の方にもわかりやすく解説します。
付属品とは?
付属品とは、主材料や主要設備の設置に必要な補助的な部品や材料を指します。
ボルトや釘なども付属品となるのでしょうか?
惜しい!
そのように一つひとつの算出が難しい細かなものは、「雑材消耗品」と呼ぶわい。
- 雑材消耗品…頻繁に再購入が必要
- 付属品…特定の製品や設備と共に購入することが多い
では具体的に、どのようなものが付属品となるのでしょうか?
うむ、国土交通省のホームページにその情報が掲載されておるわい。
例えば…
- カップリング
- ロックナット
- ブッシング
- サドル(ケーブル止め用サドルは除く)
- アースクランプ
- サドル止め用木ネジ 等
言われてみれば確かに、いずれも特定の製品や設備と共に仕入れをしますね。
素晴らしい!
概要は分かってきたのですが、これらを一つひとつ計算するのは大変そうです…。
安心せい。
付属品は率でも求めることができるのじゃ。
付属品は率で計算を行う
付属品の費用を正確に算出することは、工事費用を適切に把握し管理する上で非常に重要です。
ただ、一つひとつの付属品を洗い出し費用を算出することは、使用する材料が多岐に渡り、再見積もり等の機会も多い工事業では至難の業。
そのため、付属品は一般的に率で算出を行います。
先ほどご紹介した国土交通省のホームページの資料を確認すると、下記のように記載があります。
主材料に対して率を掛けるのですね。
その通り!
ただし、主材料に付属して使用する材料だったとしても、一部は率に含まれていないので注意が必要じゃ。
例えばエキスパンションカップリングなど、付属品ではあるものの率に含まれない材料が一部存在します。
そのような材料については実数の算出が必要となります。
大変だけど、利益を出していくためには必要な作業。頑張りたいですね。
その意気じゃ!
最後に、付属品率を適切に算出するメリットを紹介しようかの。
モチベーションを上げるためにも、是非教えてほしいです!
なぜ付属品率が重要なのか?
付属品率は、工事費用を適切に算出する上で欠かせません。
既製品とは異なり、工事案件の性質が一つ一つ異なる工事業では、工事案件ごとの変動が大きく、案件毎の要因を考慮する必要があります。
付属品は主要な材料と密接に関係しており、費用の算出を怠ると必須で追加コストが発生してしまいます。
必要と分かっている費用を予め漏らさず含めることで、予算の正確性が向上し、資金の無駄遣いを防ぐことができます。
- 過小に算出…損失が発生する
- 過大に算出…必要以上に高い見積額を提出してしまい、せっかくの取引契約を逃してしまうリスク
「適正価格」が大切なんですね。
その通り!
付属品率の計算の重要性が分かりました!
ただ、その材料に付属品があるのか毎回確認するのは忘れそうで心配です。
工事業向けの見積ソフトなら、材料に紐づけて登録することができるわい。
工事業の見積作成で赤字を出さないためには
今回ご紹介した付属品率の計算は、工事業専用の見積ソフトをご使用いただければ簡単に行えます。
工事業の見積算出は非常に細かく大変ですが、一つひとつの工程を怠ってしまうと結果的に大きな赤字を生み出しかねません。
大変な作業ではありますが、一つひとつの計算を丁寧に、正確に行うように心がけましょう。
複雑な計算が多数登場していますが、焦らず確認していきたいですね。
「工事の見積作成って、なんだか難しそう…」そんな方にもおすすめなのが、工事業用の見積・積算システムです。
弊社のハウロードシリーズの見積・積算システムは、パソコン1台でご使用いただく場合165,000円(税込)からご用意。
売り切り型で「年度使用料」などの継続利用にかかる費用がないのもポイントじゃ。
- 電気工事業向けEシリーズ
- 設備工事業向けSシリーズ
- 建築工事業向けAシリーズ
相場が高い印象の工事業専用ソフトですが、リーズナブルな価格で豊富な機能を取り揃えています。
電気工事業向けEシリーズ、設備工事業向けSシリーズは職種別の歩掛を4種類まで設定可能です。
- 歩掛や雑材料などの細かな係数は、「数量」を入力すればシステムが自動で算出
- 工事の規模にかかわらず短時間で適切な見積書を作成
- 作業効率を大幅にアップ
見積書は、発注側と請負側のどちらにとっても非常に重要なものです。
複雑な上に正確さが求められる作業だからこそ、専用ソフトを上手に活用して効率よく作成を行いたいものですね。
材料を選んで数量を入力するだけなら、今の方法より時短になりますね!
早速社長に教えないと!
ハウロードシリーズなら、見積の作成と一緒に原価や販売の管理も行えるんじゃ!見積作成で業務効率も利益も上昇じゃ!