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電気工事業を営む上で、切っても切れない関係の「見積書」。
工事業の見積書は、一つひとつの物件ごとに使用する材料も異なります。
「作成時間がかかる…」「正確に作成しているつもりでも赤字工事が発生してしまっている…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
弊社が行ったアンケート結果からも、非常に多くの工事業者様が見積の作成時間でお悩みだと分かります。
そんな時に是非活用していただきたいのが、電気工事業向けの見積ソフトです。
今回は、「そもそも電気工事業業向けの見積ソフトとは?」という疑問から見積ソフトのおすすめの選び方まで、見積ソフト初心者の方にもわかりやすく徹底的に解説していきます。
電気工事業向けの見積ソフトをお探しの方は是非参考になさってください。
そもそも電気工事業向け見積ソフトとは?
電気工事業を行う上では欠かせない見積書。
Excelなどの表計算ソフトで作成していらっしゃる方も多いかもしれません。
電気工事業の場合、似たような工事内容でも一件一件、使用する材料が異なります。
工事一件ごと、更には一つひとつの材料ごとに正しく見積算出を行う…。
少し気が遠くなる作業ですよね…。
ですが赤字工事をなくし利益を確保するためには、いかに正確な「積算」を行うかは欠かせないポイントです。
さらには見積書の再提出を求められることも多く、無事工事受注となった場合もその後の書類作成が発生する電気工事業。
一件一件の施工内容が異なるが故に、正確な原価管理を行い利益向上のための事業計画作成を行うことが非常に重要ですが、日々の業務で手一杯になっている…という企業様も少なくありません。
事業計画、そういえば作ったきり見直しもできていないかも…。
定期的な事業計画の見直しは事業を成功させる上でも非常に重要じゃよ。
そのような場合、是非導入を検討していただきたいのが「工事業向け見積ソフト」とりわけ、電気工事業に特化した電気工事業向けの見積ソフトです。
家電量販店などでも汎用業種向けの見積ソフトは多く販売されているので、見積ソフト自体は一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
見積ソフトを使用することで、材料マスタから選択し数量を入力するだけで正確な見積金額を算出します。
見積ソフトを使用するメリットは他にも。
- 時間短縮
- 工事台帳などの「電気工事業ならでは」の書類に対応
- 見積書から得たデータで正しく原価管理を行えば、更なる利益向上を目指せる
仙人、工事業専用ソフト…具体的にはどんなメリットがありますか?
うむ、順番に解説していくわい。
電気工事業向け見積ソフトのメリット
電気工事業に特化した見積ソフトを使用することでのメリットは様々ありますが、今回は代表的なものに絞ってご紹介させていただきます。
正確な見積算出
先ほどご紹介した通り、一つひとつの材料ごとに正しい積算が赤字工事を防ぐためにも重要な電気工事業の見積。
表計算ソフトや汎用ソフトではカバー仕切れない 「歩掛」「補給数量」などの細かな係数にも対応していることが、電気工事業向け見積ソフトの大きなメリットです。
使用する材料の多さから、見積書が膨大なページ数になることも珍しくない電気工事業。
一つひとつの材料の見積金額ズレが小さくとも、ちりも積もれば大きなズレとなり、その分の赤字が発生してしまいます。
弊社が行ったアンケート結果からも、 4人に1人以上の方が「正確に見積作成をしているつもりでも赤字工事が発生してしまっている」とご回答なさりました。
工事業に特化した見積ソフトを使用し、より正確な見積金額の算出を行うことで、赤字工事を防ぎます。
歩掛や補給数量といった、工事業ならではの係数もきちんと計算することが肝心じゃよ。
電気工事業に則した書類作成
また、汎用ソフトでは対応の難しかった「工事台帳」などの書類にも対応が行えることも大きなメリット*です。
実行予算書や工事台帳は時間をかけて作成なさっている方も多いのではないでしょうか。
これまで時間がかかっていたこれらの書類も、工事業に特化した業務ソフトを使用することで簡単に作成が行えます。
さらに、機能面でも「工事業ならでは」に対応しています。
複合単価・材工別単価の切り替えなど、通常の汎用ソフトでは対応していない機能も有しています。
新人OL 若葉ちゃん
電気工事業に則した受注管理・原価管理
せっかく正しい見積価格を算出していても、原価管理がおざなりになってしまうと将来的なリスクに繋がりかねません。
しかし電気工事業の原価管理はその特殊性もあって、あまり正しく行えていない企業様も多いです。
電気工事業に特化した見積ソフトなら、受注管理・原価管理も工事業に特化したシステムと連携が行えます。
工事一件一件から、様々な角度から、自社の工事業務を研究することで、将来的な経営戦略の強化へも繋げることができます。
電気工事業向け見積ソフトのデメリット
ここまで電気工事業向けの見積ソフトのメリットをご紹介いたしましたが、反対にデメリットもご紹介いたします。
最大のデメリットは、費用面の負担が挙げられます。
表計算ソフトならパソコンに入っていれば無料、汎用見積ソフトも安いものでは無料~1万円以下で購入することができます。
反面、電気工事業向け見積ソフトの場合は1万円を切る製品は少なく、高価なものでは数十万円、カスタマイズや組合せによっては100万円以上になることも。
仙人
ただ、そこで注目していただきたいのが「導入後のコストパフォーマンス」です。
導入してから1年後、3年後、10年後はどうでしょうか。
前述の通り、専門性の高い工事業の見積書作成。初期費用で安易に決めるのではなく、導入後のコストパフォーマンスも是非確認してみてください。
【保存版】工事業向け見積ソフトのコストパフォーマンスは?新人OL 若葉ちゃん
仙人
電気工事業向け見積ソフトの選び方
価格帯も製品の機能も様々なものがある工事業向け見積ソフト。
その中でも、どの製品が自分にあっているのか分からず困っている…という方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
汎用ソフトとは異なり、金額面的にも簡単に導入を決定することはできません。
弊社株式会社ハウロードシステムでも電気工事業向けの見積ソフトは販売を行っておりますが、企業様ごとによりおすすめの製品は異なってきます。
導入検討段階で行う情報収集の観点からも、おすすめの電気工事業向け見積ソフトの選び方をご紹介させていただきます。
情報収集をする前に
電気工事業向けの見積ソフトをご検討なさる際、まずはじめに行っていただきたいのが「どのように見積ソフトを運用していきたいか」の整理です。
汎用的な見積ソフトとは異なり、使用するパソコン台数や機能でも大きく金額面が異なってくる工事業向けの見積ソフト。
予算と共に、予め重要視する機能や使用するパソコン台数の確認を行っておくと情報収集の際もスムーズです。
- 使用するパソコン台数、テレワークの有無
- 電気工事業ならではの機能で重要視するものは何か
- 汎用ソフトにもある機能で重要視するものは何か
- 原価管理など他の機能とも連携させるのか
これらの情報を洗い出した上で情報収集を行うことで、導入費用を確認する際も「必要なオプション・不要なオプション」の切り分けがスムーズに行えます。
状況によっては予算の再編成や、社内でのより綿密な打合せが必要になるかもしれません。
仙人
使用するパソコン台数、テレワークの有無
使用するパソコン台数によるターニングポイントは二つあります。
- 使用台数は1台か、それ以上の台数か
- 1拠点でのみ使用するのか、テレワークや支店での使用を行うのか
使用台数は1台か、それ以上の台数か
ソフトによっては、そもそも1台以上のパソコンで使用が行えない場合もあります。
複数でのパソコン使用を予定している際は、複数台でのパソコンでデータ共有が行えるかも確認してみてください。
新人OL 若葉ちゃん
1拠点でのみ使用するのか、テレワークや支店での使用を行うのか
使用が行える拠点数は対応している・していない見積ソフトがきっぱりと分かれる点です。
電気工事業向けの見積ソフトは価格帯・運用方法からしても一度導入すればそのシステムを長年運用していく企業様が多いです。
今現在はその予定がない方も、5年後、10年後の少し先を見据えた場合はどうか併せて確認してみてください。
新人OL 若葉ちゃん
電気工事業ならではの機能で重要視するものは何か
せっかく業種に合わせた見積ソフトを導入するのなら、「電気工事業ならでは」の業務にどれだけ対応しているのかは非常に重要なポイントですよね。
ただ、機能や見積ソフトによってはオプション対応となってしまうことも…。
事前に「自社で外せない『ならでは』の機能は何か」を確認しておけば、見積ソフトが想定予算以上に高額だった場合でも上手に取捨選択が行えます。
弊社でよくお問い合わせのある、お客様のニーズの多い「ならでは」機能例をご紹介させていただきます。
歩掛の対応
電気工事業向けの見積ソフトでは欠かせない機能の一つでもある歩掛。
適正価格の見積書を作成する上でも、欠かせないポイント じゃ!
最低限歩掛の使用が行えることに加え、見積作成を行う方のスキルに合わせ、下記のポイントもチェックを行いましょう。
- 歩掛は一つの材料につき何種類登録が行えるか
- 歩掛以外の、補給数量など細かな係数には対応しているか
官公庁向けの見積書作成を行うか
公共工事の見積書作成を行う場合、「複合単価」は必須の機能となっています。
「公共工事も一般向けの工事も行う」という企業様の場合は、複合単価と材工別単価の切り替えが行えるかも併せてご確認ください。
法定福利費の対応
近年見積書への明記が求められるようになった法定福利費。
こういった変わりゆく工事業への対応が行われているかも重要なポイントです。
サポート体制
機能とは少し異なりますが、サポート体制がどのようになっているかも確認を行いましょう。
一般業種と異なる部分も多い工事業。
ソフトを使用していく上での操作面だけでなく、「こんな帳票は作れる?」といった工事業ならではの質問にもスムーズな回答ができるサポート体制であるかも確認をしてみてください。
表計算ソフトや汎用ソフトとの違い
今回ご紹介したポイントは、表計算ソフトや汎用ソフトでは中々カバー仕切れない部分です。
社内のニーズに応じて必要な機能を確認の上、是非情報収集の際の一助としてくださいね。
- 歩掛の対応
- 複合単価
- 法定福利費
- 工事業向けのサポート体制
汎用ソフトにもある機能で重要視するものは何か
工事業ならではの機能を中心にこれまでご紹介してきましたが、導入するにあたってもう一つ欠かせないのが「そもそもの見積ソフトとしての基本機能」です。
電気工事業向けの機能が豊富に備わっていても、見積ソフト自体の使い勝手が劣っていてはいけません。
現在見積作成時にご使用なさっている方法のうち、「この機能は必ず欠かせない」という機能を洗い出すことも大切です。
またこれまで手掛けていなかった機能でも、今後事業を発展させる上で取り入れていきたい機能もあるかと思います。
例えばバックアップ機能。
事業を発展させる上で大切な情報が豊富に含まれている見積データは、万が一パソコンが壊れてしまった場合でも問題ないようデータの保存が簡単に行えることが望ましいでしょう。
また、これからのテレワーク社会において欠かせない電子データ化機能。
従来紙で印刷していた見積書や請求書も、今後はPDFなどの電子データに切り替えていきたい…という企業様は多いのではないでしょうか。
そういった電子データに対応しているかも、導入前に確認しておくことをおすすめいたします。
原価管理など他の機能との連携
ここまで見積ソフト自体の機能についてを解説してきました。
見積ソフトの本質には「正しい見積額を算出する」「スムーズな見積作成を実現する」以外にも、「見積から得たデータでより良い経営戦略を練り、利益向上を目指す」という役割があります。
蓄積した見積データをただ重ねていくのではなく、原価管理などと連携させ分析し、経営戦略の強化や事業計画の補強として活用していくことが将来的な事業の発展には欠かせません。
予算面や操作の慣れなど…初めから見積ソフトとその他の機能を併用することは難しくても、将来的に他のシステムと連携が行えるかは事前に調査を行っておくと良いでしょう。
まとめ
「電気工事業向けの見積ソフトを導入したい!」と思った場合でも、事業の規模や使用目的など、お客様それぞれの考え方や欲しい機能によって、最適な製品は異なります。
見積ソフトは、一度導入を行えば少なくとも未来何年かは同じ製品を使用していくお客様が多いかと思います。
初期費用といった予算面も勿論重要ですが、御社の成長に合わせ柔軟な対応が行える見積ソフトを選ぶことが理想です。
じっくり検討の上、御社にとって最適な電気工事業向けの見積ソフトを選定してくださいね。
弊社のハウロードシリーズの見積・積算システムは、パソコン1台でご使用いただく場合165,000円(税込)からご用意。
売り切り型で「年度使用料」などの継続利用にかかる費用がないのもポイントじゃ。
- 電気工事業向けEシリーズ
- 設備工事業向けSシリーズ
- 建築工事業向けAシリーズ
相場が高い印象の工事業専用ソフトですが、リーズナブルな価格で豊富な機能を取り揃えています。
弊社株式会社ハウロードシステムでも、電気工事業向けの見積ソフトを販売しております。
電気工事業向けEシリーズは職種別の歩掛は施⼯⽅法は8種類、職種は4種類まで設定が行えます。
- 歩掛や雑材料などの細かな係数は、「数量」を入力すればシステムが自動で算出
- 工事の規模にかかわらず短時間で適切な見積書を作成
- 作業効率を大幅にアップ
分かりやすい資料とオンラインデモも無料でご用意いたしております。
オンラインデモは、普段聞けなかった工事業の見積や原価管理について聞くことができたと嬉しいお言葉も頂戴しております。
電気工事業向けの見積ソフト・業務ソフトの特徴や性能をより深くご理解いただけると思います。合わせてご活用ください。
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